わたしたちは、障がいをもっている仲間の人たちに呼びかけたいと思います。
わたしたちは、自分で選んだ服を着て自分で食べたいものを食べ、自分が入りたいときにお風呂にはいっていいのだと。
わたしたちは、自分が行ってみたいと思う所に行っていいのだと。
わたしたちは、自分が働きたい仕事を選びそして働いていいのだと。
そして、私たちは、施設や病院で暮らすのではなく、地域でこの町で一緒に暮らしたい人と生きていていいのだと。
わたしたちが生きていることは誰の迷惑でもなければ、誰かが犠牲になっているわけではありません。わたしが私として生きる。そのことは私たちの権利なのです。いろいろな人がいます。私に出来ることがほかの人にはできない。ほかの人にできることでも、私にはできないことがあります。100mを10秒で走れる人もいれば、歩けない人もいます。言葉を話せる人もいればわからない人もいます。わかりあえる人もいれば、わかりあえない人もいます。いろいろなのです。それが社会なのです。その中で、できないことを助けてもらい応援してもらうことは迷惑ではなく、権利なのです。
ただ生きていくことは、楽しいことばかりではありません。泣きたいときもあるけれど、でもあなたがたが泣きたいとき、私たちは隣にいたいと思っています。この社会で、私たちはあなた方と一緒に生きていきたいと思っています。胸を張って一緒に生きていきましょう。
理事長 前田 勝子